塗装・塗膜が劣化する原因は何ですか?
お客様からご質問いただく内容で「塗装が劣化する理由はなんですか?」というご質問をいただくことがあります。
結論から述べると、「紫外線によって塗料の合成樹脂が破壊されるから」です。
塗膜の劣化は、塗膜表面の樹脂が光沢低下を起こし、その後に白亜化(顔料が白くなる)が生じて進行して行きます。
塗料には「顔料」「樹脂」「溶剤」「添加剤」の4つの成分が含まれており、それらが家を紫外線や雨から家を守る「塗膜」になります。
成分の配分量の違いで価格や耐久性も変化してきます。
塗料を構成する4つの成分を解説
顔料
主に塗料の色彩等を形成する成分です。
顔料そのものが私たちのめに塗膜として見えています。
樹脂
顔料を膜として強固に密着させる働きを持つ成分です。
樹脂の種類によっても耐久性や性能も決まってきます。
溶剤
樹脂を溶かしたり薄めたりするための透明な液体。塗料の粘度を調整したり、塗面の仕上がりをよくする為の成分です。
添加剤
防カビ、低汚染など、塗料の機能を向上させる補助薬品です。
目的とする用途に応じて、必要な添加剤を少量混ぜ合わせます。
上記の4つの成分が塗料を形作る大きな役割を持っています。
紫外線は塗料の大敵!
気温や酸性雨など塗料劣化の要因には様々ありますが、最も大きな原因は太陽の紫外線です。
紫外線は塗面の0.1mm程度まで浸透し劣化させます。
塗料が劣化すると、樹脂層も劣化し顔料の離脱が起きます。これをチョーキングといい、触ると白い粉が付く現象のことです。
塗料用樹脂の耐候性は、アクリル系<ウレタン系<シリコン系<フッ素樹脂系の順で高くなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。塗装をするにあたり、4つの成分の配合率で耐久性が左右されるという意味では、フッ素や無機塗料がお勧めですです。
外壁・屋根塗装に置いてフッ素や無機塗料は比較的高額な商品になってきますが我々喜一建設は無駄なコストを削減し低価格でお客様にご提供しております。
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